サイバーセキュリティ専門企業クオードマイナーズ(共同代表:パク・ボムジュン、ホン・ジェワン)は、SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)ソリューションを基盤としたセキュリティ自動化システム構築事業を拡大すると発表した。
SOARは、セキュリティアラート対応、脅威分析、アクセス遮断などのセキュリティ運用プロセスを自動化・統合するプラットフォームであり、インシデント対応手順を可視化し自動実行する「プレイブック(Playbook)」機能を備えている。

クオードマイナーズは今回の事業拡大にあたり、自社のネットワーク脅威検知ソリューションであるNetwork BlackboxとSOARシステムを連携させた。これにより、ネットワーク上で検知された脅威情報がSOARシステムへ自動的に伝達され、行動ベースの自動対応シナリオを運用できる体制を構築した。
クオードマイナーズは、韓国国内の主要金融機関および公共機関を対象に複数のSOAR関連プロジェクトを実施してきたと述べた。
導入事例としては、以下の内容が挙げられている。
- 韓国国内のあるセキュリティ監視サービス企業では、1日あたりの平均イベント処理件数が約6,000件から約26,000件に増加し、平均処理時間は10分から5分に短縮された。また、処理件数の約77%(2万件)が自動化方式で処理された。
- ある金融機関では、1日あたりの平均インシデント対応件数が300~400件から500~600件に増加し、従来手動で行っていた対応が自動化された。また、外部機関から受信する脅威情報(ブラックリスト)の更新方式も、手動から自動へと改善された。
- 「H機関」と呼ばれるある公共機関では、アクセス制御・メールセキュリティ・人事データベースと連携したプレイブックを実装し、部署間のセキュリティ協業手順の標準化・自動化体制を構築した。
クオードマイナーズは今後、産業制御システム(OT)環境およびクラウドセキュリティ自動化領域までSOAR事業を拡大し、各産業の特性に合わせたカスタマイズ型自動化設計および運用コンサルティングを強化していく計画であると述べた。
本コンテンツは、ZDNet Korea(2025年7月31日付)の報道を参考に作成されました。
出典 · ZDNET Korea