概要
クアッドマイナーズは、日本法人クアッドマイナーズ・ジャパンを通じて、金融・公共分野を中心に日本国内での事業を拡大している。同社の主力製品は、ネットワーク上の異常な通信をパケット単位で収集・分析するNDR(Network Detection and Response)ソリューション「Network Blackbox」である。日本では地域金融機関・自治体・製造業を対象にPoC(実証)を進めるとともに、東京証券取引所(TSE)スタンダード市場に上場するフーバーブレインから出資を受け、政府関連機関のセキュリティ事業で優先交渉権者に選定される成果を上げた。

クアッドマイナーズ・ジャパンを通じた日本市場展開
クアッドマイナーズは、4名のセキュリティ専門家が共同で創業したサイバーセキュリティ企業である。日本事業は現地法人クアッドマイナーズ・ジャパンが担い、ソ・ミョンソプ代表が統括している。ソ代表は2021年に加わり、日本での本格的な事業展開は2022年下半期に始まった。
主力ソリューション「Network Blackbox」とNDR技術
クアッドマイナーズの主力ソリューションはNDR(Network Detection and Response、ネットワーク異常検知・対応)分野に属し、製品名は「Network Blackbox」である。本製品は、ネットワークを流れるデータをパケット単位まで漏れなく収集・保存し、対象全体を精密に分析(全数調査)する。これにより、過去にさかのぼって侵害の痕跡を確認でき、実被害が生じる前の段階で対応することが可能となる。クアッドマイナーズは、ガートナー(Gartner)のNDR関連レポートに5年連続で掲載された唯一の韓国企業であり、直近ではハイブリッドNDRプラットフォームを扱うレポートにも取り上げられた。
韓国国内での導入状況
韓国国内では、大手銀行をはじめとする金融機関のほか、公共機関や政府の主要施設、大企業など幅広い分野に導入されている。国内の一部の金融機関は、製品導入後に出資者としても参画している。
日本市場での事業展開
日本では、地域銀行を中心とする金融機関や自治体、製造業などを対象にPoC(実証)を進めている。日本の金融庁が求めるセキュリティ基準を満たしながら、地域銀行や信用金庫を中心に導入実績を積み重ねている。最終的には、日本の金融業界全体で標準的に利用されるセキュリティソリューションとしての定着を目指す。
日本国内での出資と提携
クアッドマイナーズは2024年、東京証券取引所(TSE)スタンダード市場に上場するフーバーブレインから出資を受けた。これは日本の上場企業による直接的な資本参加である。両社は、日本の中小企業(SMB)市場を対象とした事業でも協力を続けている。
公共・政府機関向け事業の推進
日本では、政府関連機関が発注したセキュリティ構築事業において優先交渉権者に選定された。同社はこれを足がかりに、民間の金融分野や大企業市場への拡大を図る方針である。
本コンテンツは、Japan Korea Daily(記者:キム・ジュヒ)が報じたインタビュー記事から、客観的に確認できる事実をもとに再構成したものです。